この記事では、30代会社員がFP3級の試験を独学で一発合格した勉強法と、実際に使ったおすすめのテキストをご紹介します。
FP3級を受験したいけど仕事をしながら合格できるか不安な方
FP3級を効率的に短時間で勉強できるおすすめのテキストを知りたい方
FP3級の試験に合格して資格が欲しいけど、仕事をしながら合格できるのか不安ですよね。
仕事が忙しくて全然勉強できなくて、失敗して受験料が無駄になったら・・・なんて悩んでいませんか?
結論から言うと、会社員で時間が無くても、効率的に勉強すればFP3級には独学で一発合格できます。
なぜなら、私も平日は毎日仕事をしながら、独学でFP3級に一発合格できたからです。
この記事を読めば、仕事をしていてもFP3級に合格できる効率的な勉強法と独学に最適なテキストを知ることができます。
では、具体的にどのように勉強してFP3級に一発合格したのかご紹介していきますね。
FP3級の試験内容・合格率・合格基準
まずは、受験するにあたってFP3級の試験内容や合格率、合格基準などを把握することが重要です。
その上で、どうやって勉強を進めていくのか考えていく必要があります。
なぜなら、合格率や合格基準によって勉強の仕方が大きく変わってくるからです。
例えば、合格点が8割の試験と6割の試験では対策の仕方が変わりますよね。
では、FP3級の試験内容や、過去の合格率、合格基準を見てみましょう。
FP3級の試験は、大きく6つの分野に分かれています。
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
これらの6つの分野でそれぞれ学科試験と実技試験が行われます。
学科と実技に分かれてはいるのですが、試験範囲は一緒なので勉強する内容は変わりません。
FP3級に合格するには、学科と実技の両方を合格する必要があります。
実技に関しては、「日本FP協会」と「金財」の2つの団体があり、試験内容が異なります。
ちなみに、私は「日本FP協会」のほうで受験しました。
では、次は過去のFP3級の合格率です。
最近の5回分の合格率は以下の通りです。
2019年9月 | 2019年5月 | 2019年1月 | 2018年9月 | 2018年5月 | |
3級学科 | 78.09% | 69.07% | 74.09% | 78.63% | 78.92% |
3級実技 | 79.48% | 86.42% | 83.38% | 86.50% | 90.47% |
FP3級の合格率は、約7割~9割くらいです。
合格基準に関しては、学科・実技ともに6割以上の点数で合格です。
学科・実技ともにマーク式の試験なので、ある程度推測で解くこともできます。
なので、FP3級は国家資格としては合格しやすい試験です。
ここまで試験内容を見てきた通り、FP3級の試験は合格率が7~9割と高く、合格基準も6割のマーク式の試験です。
そのため、時間が無い会社員でも十分合格可能です。
ただし、時間が無い中で合格を目指すには、完璧を目指す必要はありません。
いきなり細かいところまで覚えようとするのではなく、テキストの太字や色字など大事なところを中心に覚えていくようにしましょう。
実際に受けて感じた難易度は【2020年1月】FP3級試験の難易度は?実際に受験した感想にまとめてあります。
FP3級の勉強に選んだおすすめのテキスト(参考書・問題集)
FP3級の参考書・問題集はたくさんあります。
その中で、私がFP3級の勉強に選んだおすすめのテキストをご紹介します。
参考書はこちら
問題集はこちら
私はこのテキストだけでFP3級に独学で一発合格できました。
FP3級の参考書

私はみんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)を選びました。
この「みんなが欲しかった!」シリーズの1番いいところは、フルカラーで分かりやすくまとめてあるところです。
FPの知識が全くなかった私には、出てくる単語を暗記するのが難解でした。
しかし、この参考書は言葉の意味も解説してあり、覚えるのに丁度いいゴロなんかも載っています。
ただ、分かりやすく書いてある分、深く学びたい人には向かないかもしれません。
FP3級の試験は、この参考書をやれば間違いなく合格できます。
FP3級の問題集
問題集もみんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ) にしました。
この問題集は無駄な問題を省いて、過去問の中でも頻出問題を中心に構成されています。
そのため、参考書で学んだことを理解するのにぴったりな問題集になっています。
テキスト選びで失敗したこと
テキスト選びで失敗したのは、古いテキスト(2年前のもの)を使ってしまったということです。
2年前に「FPを受けよう!」と思ってテキストを買ったんですが、本棚で眠っていました。笑
毎年、法改正が行われるため、覚える数字などが微妙に変わってきます。
2年前のものでも6割の合格点を取るには問題ないですが、最新版のテキストを買うことをおすすめします。
FP3級に独学で合格するのに必要な勉強時間
会社員でFP3級合格を目指す方が気になるのは、独学で合格するにはどれくらいの勉強時間が必要かという点ですよね。
ちなみに、私はFPの勉強をする前は保険や相続などの知識はほぼありませんし、資産運用に関してだけ積み立てNISAをやっているので若干の知識はありました。
そんな私の場合、大体30時間くらいは勉強で独学で一発合格できました。
1ヵ月前から本格的に勉強を始め、平日は仕事で疲れているので、やらない日も結構ありました。笑
週末は平日やらない分をカバーするために2,3時間は勉強するようにしていましたね。
ただ、本腰を入れたのは直前1週間です。
直前1週間だけは仕事が終わって眠たくても毎日1.5時間くらいは勉強しました。
仕事で忙しい会社員の方でも、1ヵ月前から30時間確保できれば合格することができます。
FP3級に独学で一発合格した具体的な勉強法
私の勉強法は5つのステップで実践していました。
- 参考書をザっと1周読む
- 問題集を単元ごとに解
- 問題集の間違えたところを参考書で復習
- 問題集の間違えたところだけ解く
- 過去問に挑戦
では、具体的に勉強法を説明していきます。
ステップ1.参考書をザっと1周流し読む
参考書は内容をザっと流し読みしましょう。
単元ごとに復習問題が数問ついているので、読んだ内容を簡単に復習しながらどんどん読み進めます。
ちなみに、マーカーやメモなどは一切書かなくて大丈夫。
まずはFP3級がどんな試験なのか概要をつかむ気持ちで読めばOKです。
ステップ2.問題集を単元ごとに解く
流し読みが終わったら問題集に取り掛かりましょう。最低2周は解くことが肝心です。
「え?もう問題集?」と思うかもしれませんが、解いちゃってください。
というのも、合格のために重要なのは問題演習なので、数をこなしましょう。
私の場合、間違ったところにはチェック、正解だけど自信ない問題には△をつけて解き進めました。

間違えたところのチェックだけはお忘れなく。
ステップ3.問題集の間違えたところを参考書で復習
問題集の間違えたところを参考書で復習します。
参考書で復習した箇所にはメモやマーカーを引くといいかもしれません。
ただ、私は書くのがめんどうなので、YouTuberになった気分で声に出して講義をするようにしました。
アウトプットするとき、声に出して講義をすると本当に理解できていないところが分かるので、おすすめです。
ステップ4.問題集の間違えたところだけ解く
参考書で復習が終わったら、問題集の間違えてチェックがついているところ、正解だったけど自信がない△がついているところだけ解きなおします。
ここで間違えてしまった問題が覚えられていない理解が不十分な箇所です。
参考書に立ち返って徹底的に覚えなおすようにしましょう。
ステップ5.過去問に挑戦
最後に過去問に挑戦します。
私は過去問を3回分取り組みました。
ちなみに、過去問は「日本FP協会」のホームページにあります。
模範解答に解説がないので、参考書や問題集を使って復習するようにしましょう。
まとめるとポイントは下のようになります。
- 参考書をザっと流し読み
- 問題集を2回は解く
- 過去問3回分に挑戦
独学が不安な方は通信講座もあり
という方は、通信講座もあります。
- 独学ではやっぱり不安だ
- お金がかかってももっと効率的に勉強したい
- スマホを効率的に使ってすき間時間に勉強したい
といった方には通信講座もおすすめです。
通信講座を料金や講義内容など、ニーズに分けて3社に厳選してまとめてあります。参考になれば幸いです。
まとめ:【FP3級】会社員が独学で一発合格した勉強法。選んだテキストも紹介
私が実際に独学でFP3級に一発合格した勉強法と、おすすめのテキストをご紹介しました。
今回おすすめしたテキストと、勉強方法を実践してみてください。
毎日仕事でへとへとだとは思いますが、すきま時間をうまく利用して勉強していきましょう。
そうすればFP3級の試験は時間が無い会社員でも独学で十分合格できます。