こんな悩み抱えていませんか?
妊娠中は食べ物や飲み物に気をつけなくてはいけないと分かっていても、何をどれくらい食べてはダメなのかって知らないですよね。
妊娠中に食べてはいけないものを食べてしまい、「食べ過ぎちゃったけど大丈夫かな・・・。」と心配したくないですよね。
この記事では、妊婦さん向けに妊娠中に食べてはいけないものを7つ紹介しています。
できる限り正確な情報を載せるために、厚生労働省のホームページなどを参考に、NGリストとしてまとめました。
この記事を読めば妊娠中に食べてはいけないものに対して、正しい知識を身につけて、食べ過ぎに注意できます。
そして、正しい知識があれば過度に心配する必要もありません。
ぜひ、妊娠中に食べてはいけないものを知って、妊娠生活を乗り切ってくださいね!
妊娠中に食べてはいけないもの7つをNGリストで紹介
妊娠中に食べてはいけないものって何?
妊娠中に食べてはいけないものは、母体やお腹の赤ちゃんに影響を与える可能性がある食べ物です。
「絶対食べてはダメ!」というわけではありませんし、必ずしも母体や赤ちゃんに影響が出るわけではありません。
でも、ついうっかり食べてはいけないものを食べてしまい、後になってから「食べちゃったけど大丈夫だろうか・・・。」と、心配したくないですよね。
お腹の赤ちゃんの成長には、ストレスを抱えないことが重要です。
食べてはいけないものを知っておくだけで、妊娠中の心配の種が1つ消えます。
お腹の赤ちゃんに悪影響を与えないため、そして、あなた自信にストレスを与えないためにもこれから紹介する食べ物は避けるようにしましょう。
妊娠中に食べてはいけないNGリスト
では、妊娠中に食べてはいけないものをNGリストで紹介します。
- 加熱処理されていないナチュラルチーズや生ハム
- レアステーキ、ユッケなど加熱不十分なお肉
- 水銀が多く含まれているマグロ
- 食中毒の可能性のある生卵
- 昆布、わかめなどの海藻類
- ビールなどのアルコール類
- コーヒーやお茶に含まれるカフェイン
ここからは、それぞれ食べてはいけない理由と、その食品や飲み物をどれくらい摂取すると問題なのか、具体的な数字をお伝えしていきます。
1.加熱処理されていないナチュラルチーズや生ハム
ナチュラルチーズは「リステリア菌」に感染し、リステリア食中毒を発症する可能性があります。
リステリア菌は、塩漬けや冷蔵庫の中などの低温でも菌が増殖するのが特徴です。
免疫力の下がっている妊婦さんは感染の危険性があります。
そして、妊婦さんが感染すると、胎盤を通して赤ちゃんに感染し、流産や生まれてきた赤ちゃんに影響が出る可能性があります。
参考:リステリアによる食中毒|厚生労働省
感染を防ぐためには、次のことに気を付けてください。
- 賞味期限内に食べ切ってしまう
- 冷凍庫やチルド室を使う
- 生野菜はしっかり洗ってから食べる
- 加熱処理をする
- ナチュラルチーズではなく、スライスチーズなどのプロセスチーズを食べる
これらを気をつけるだけで感染の確率を下げることができます。
私の妻はモッツァレラチーズが好きなのですが、モッツァレラチーズはナチュラルチーズに含まれます。
ということで、妊娠前と比べて量を減らして、ごくたまに食べていました。
妊娠中に食べたい物を我慢するのもストレスにつながりますよね。
危険性を理解しつつ、少量を食べるようにしてストレスを溜め込みすぎないようにするのもありだと思います。(食べる場合は自己責任でお願いします^^;)
2.レアステーキ、ユッケなど加熱不十分なお肉
レアステーキやユッケなどの加熱が不十分なお肉は「トキソプラズマ」という寄生虫がいる可能性があります。
母体が妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、胎盤を通して赤ちゃんにうつり、脳や目に障害が起こることがあります。
感染ルートとしては、レアステーキやユッケ、生ハムなどの加熱不十分な肉や、猫のふんが混じった土をいじったりすることで起こります。
健康な大人であれば、トキソプラズマに感染しても症状が出ることはほとんどなく、出たとしても軽い風邪のような症状が出る程度です。
また、1度感染すると抗体ができるので、2度感染することはありません。
そのため、妊娠中に母体が初めてトキソプラズマに感染した場合にのみ、お腹の赤ちゃんに感染する可能性があります。
母体が妊娠中にトキソプラズマに感染したとしても、必ず赤ちゃんに感染するわけではありません。
母体がトキソプラズマに感染した場合、胎盤を通して30%の確率で赤ちゃんに感染し、そのうち数%から20%が先天性トキソプラズマ症を発症すると言われています。
参考:先天異常部より トキソプラズマと母子感染 – 日本産婦人科医会
感染する確率は高くないとはいえ、気をつけるに越したことはありません。
感染を予防するには、次のことを気を付けてください。
- レアステーキ、ユッケ、生ハムなどは避け、肉を調理するときは中までしっかり火を通す
- 猫のふんを触らないようにする
- ガーデニングなど土に触らないようにする
これらを気をつけるだけで感染確率は下げることができます。
私と妻はトキソプラズマの知識がなかったため、妊娠中にレアステーキを食べてしまいました。
幸いなことに生まれてきた赤ちゃんに影響はないようですが、知識を備えておくことが重要だと身に染みて感じました。
正しい知識を身につければ、妊娠中に感じるストレスを減らすことができます。
お肉や猫を過度に恐れることなく、落ち着いた気持ちで妊娠生活を過ごしましょう。
3.水銀が多く含まれているマグロ
マグロには「メチル水銀」が含まれています。
大人であれば水銀を取り込んでも、体外に排出することができるので問題ありません。
しかし、お腹の赤ちゃんの場合、胎盤を通して水銀が運ばれてしまいます。
そして、お腹の赤ちゃんは水銀を排出することができないため、悪影響が出てしまう可能性があります。
悪影響というのは、音を聞いた場合の反応が1/1000秒以下のレベルで遅れる可能性があると言われています。
必ずしも妊娠中はマグロを絶対食べてはいけないわけではありません。
厚生労働省が摂取量の目安として公表しているのは以下の通りです。
- クロマグロ(本マグロ):1週間に80g程度
- メバチマグロ :1週間に80g程度
参考:魚介類に含まれる水銀について|厚生労働省
この量を実際の食事量にすると、刺身1人前、または切り身1切れ程度です。
お寿司だと5貫くらいです。
私の妻は回転寿しが好きで、マグロも大好きなのですが、行くたびに気にせずマグロを一皿は食べていました。
でも、マグロを食べていた影響は全くなく、赤ちゃんは元気に育ってくれています。
神経質になりすぎずに、自分の中でルールを決めて食べるようにするといいでしょう。
4.食中毒の可能性のある生卵
生卵には「サルモネラ菌」といわれる菌が付いている可能性があります。
サルモネラ菌は食中毒を引き起こし、発熱(39℃以上)や腹痛や嘔吐、下痢などを発症します。
生で卵を食べること(卵かけご飯など)が原因でサルモネラ菌による食中毒を発症することがあり、十分注意が必要です。
食中毒は胎盤を通して赤ちゃんに感染することはありませんが、食欲不振や嘔吐による脱水症状に注意が必要です。
また、胎児への栄養の不足や子宮収縮を起こすこともあります。
感染を防ぐためには次のことに気を付けてください。
- しっかりと火を通してから食べる
- 調理前や食事前に手洗いをする
- タオルやふきんを清潔に保つ
これらを気をつけるだけで感染する確率を下げることができます。
我が家の朝ご飯には目玉焼きがよく出るのですが、妻はしっかり焼いてから食べるようにしていました。
食卓によく並ぶ卵料理だからこそ、気をつけたいことですね。
5.昆布、わかめなどの海藻類
海藻類には「ヨウ素(ヨード)」という栄養素が豊富に含まれています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料であり、妊娠中に摂りたい栄養素の1つです。
しかし、妊婦さんがヨウ素を過剰に摂り過ぎてしまうと、生まれてきた赤ちゃんの甲状腺機能を低下させてしまう恐れがあります。
厚生労働省では、妊娠中のヨウ素の推奨摂取量を240μg、耐用上限量を2200μgとしています。
参考:6. 2. 5.ヨウ素( I )|厚生労働省
日本人は出汁(だし)文化のため、世界的にみてもヨウ素を多く摂っている国の1つです。
ヨウ素は海藻類だけでなく、昆布エキスが入った調味料や昆布茶などにも多く含まれます。
そのため、知らず知らずのうちにヨウ素を多く摂り過ぎてしまいがちです。
ちなみに、乾燥昆布5gには12000μgものヨウ素が含まれます。
昆布は直接食べるというよりも、出汁(だし)を摂ることが多いので含有量は減ります。
しかし、直接食べるとろろ昆布の場合、2g食べると耐用上限量をオーバーします。
毎日、みそ汁を飲むと出汁(だし)や、わかめからヨウ素を多く摂ってしまうことになるので、我が家ではみそ汁の代わりにコンソメスープにして対策をしていました。
6.ビールなどのアルコール類
妊娠中にアルコールがダメなことはご存じの方が多いと思います。
アルコールがダメな理由としては、摂取したアルコールが胎盤から吸収され、知能・発育障害を伴う胎児性アルコール症候群の子どもが生まれる可能性があるとされているからです。
参考:-たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう-|厚生労働省
ひと口でも飲んだら絶対に発達障害になるというわけではありませんが、飲まないにこしたことはありません。
妊娠中にアルコールを飲むことは避けるようにしましょう。
7.コーヒーやお茶に含まれるカフェイン
カフェインはコーヒーやお茶などに多く含まれる成分です。
カフェインが妊娠中にダメな理由は、出生時の体重が低体重になる可能性があるからです。
英国食品基準庁(FSA)やカナダ保健省(HC)によると、1日あたりのカフェイン摂取量として200㎎(マグカップでコーヒー2杯)を目安にするように呼びかけています。
参考:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A |厚生労働省
カフェインに関しても全く摂ってはいけないというわけではありません。
ただ、気になる方はノンカフェインやデカフェのコーヒーにすることをおすすめします。
ちなみに、私の妻は「お酒は我慢できるけど、コーヒーは我慢できない!」というくらいコーヒーが大好きで、妊娠中はノンカフェインのコーヒーを購入していました。
このコーヒーはノンカフェインコーヒーですが、味が普通のコーヒーに近い感じがします。(私の感想)
私の妻のように「コーヒーが好きで好きでたまらない」という妊婦さんは、ぜひ買ってみてください。
まとめ:【妊婦さん必見】妊娠中に食べてはいけないもの7つ!NGリストで紹介
この記事では、妊娠中に食べてはいけないものを7つご紹介しました。
最後に妊娠中に食べてはいけないものをもう一度まとめます。
- 加熱処理されていないナチュラルチーズや生ハム
- レアステーキ、ユッケなど加熱不十分なお肉
- 水銀が多く含まれているマグロ
- 食中毒の可能性のある生卵
- 昆布、わかめなどの海藻類
- ビールなどのアルコール類
- コーヒーやお茶に含まれるカフェイン
正しい知識を身につけ、対策すれば過度に心配する必要はありません。
きっと、お腹の赤ちゃんはすくすくと育ってくれていますよ。
妊娠中のストレスを軽減し、落ち着いた気持ちでマタニティライフをお過ごしくださいね。