この記事は、「お金の勉強をして知識を身につけたいと思っている方」向けに、改訂版 金持ち父さん貧乏父さんを読んだ感想と、大事なポイントをギュッとまとめて4つご紹介します。
金持ち父さん貧乏父さんは、シリーズ累計4000万部を誇る世界的ベストセラーです。
お金の本質的な仕組みを学びたいという方には欠かせません。
なぜなら、お金の知識ほぼゼロで、毎月の生活がやっとだった私が、この本を読んでからお金に対する考え方がガラリと変わったからです。
マネーリテラシーがほぼない
お金持ちがどんな考え方なのか知りたい
「お金の勉強は始めたばかり」という方や、「マネーリテラシーがほぼ無い」という方にとっては、お金に対する意識を大きく変えてくれる1冊であること間違いなしです。
では、さっそく改訂版 金持ち父さん貧乏父さんを読んだ感想と、大事なポイントを4つご紹介していきます。
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだ感想と大事なポイント

ファイナンシャル・リテラシーを身につけることで、時代を乗り切ることが求められています。
激動の時代だからこそ、金持ち父さんの教え=お金を動かして人生を幸福に過ごすための哲学が必要です。
Amazon『改訂版 金持ち父さん貧乏父さん』より引用
この本の中ではタイトルの通り、金持ち父さんと貧乏父さん2人のお父さんが出てきます。
一流大学を卒業したエリートお父さんと、中卒のお父さんが登場します。
これだけ聞くと中卒のお父さんの方が貧乏父さんだと思われるかもしれませんが、実は逆なんですよ。
お金持ちになるのが中卒父さんです。
中卒父さんは学歴はありませんが、お金や資本主義に対して正しい認識を持っています。
一方でエリート父さんは、根拠もなくお金は悪いものという捻じ曲がった認識を持ってるんです。

この本のストーリーを読み進めていくと、2人のお父さんのお金に対する認識の違いが、お金持ちと貧乏の分かれ道になるということを非常に分かりやすく理解できます。
この本は学ぶべきポイントが盛りだくさんの良書なんですが、私が「ここだけは絶対押さえておいてほしい!」というポイントを4つにしぼってお伝えします。
ポイント1:お金を働かせろ
まず1つ目のポイントは、『お金を働かせろ』です。
これがこの本のメインテーマになります。
簡単に言うと、「ただ貯金してるだけじゃなく資産運用をして、お金がお金を稼ぐ仕組みを作れ」ということです。
お金を稼ぐって言うと、自分で働いて稼ぐっていうのがパッと思い浮かぶと思います。
自分が稼いだお金自身にも働いてもらってお金を稼ぐ
そんな手段もあるんだと、知ることがまず大事になってきます。
金持ち父さんはこんな風に言っています。
あなたの生活が楽にならないのはお金を働かせないで自分ばっかり働いてるからだ
毎日、会社に行って同じ仕事を同じようにこなして、給料が上がるのを待っているだけではいつまでたっても暮らしは楽になりません。
そして、あなたが想像するようなお金持ちになることはないと金持ち父さんは言いたいのでしょう。
この状態を本の中ではラットレースと呼んでいます。
イメージとしては、ハムスターが走っているあの回し車みたいな感じです。
一生懸命走ってはいるんだけども、実は前に進んでいない状況。
これ、ちょっと想像すると怖いですよね。
私たちサラリーマンが日々頑張ってることって、回し車をシャカシャカ走ってるだけで前に進んでないのかって不安になっちゃいます・・・。
では、どうすればそのラットレースから抜け出せるのかというと、お金に関する知識、「マネーリテラシー」を身につけることです。
多くの人が大学や高校まで学ぶと、これで勉強は終わりってなっちゃいますよね。
でも、お金持ちになってラットレースから抜け出したいんだったら社会人になってからが勉強の本番です。
例えば、資産運用をしたときにお金に関して勉強すべきことはたくさんあります。
税金をおさえる方法は?
期待できる利回りは?
こんなことって、学生時代には全く勉強しませんよね。
なので、社会人になってからが勉強の本番といえます。
お金の勉強の基礎中の基礎として、お金を稼ぐ手段として自分が働くだけじゃなく、お金を働かせる「資産運用」という手段もあるということをおさえておいてください。
ポイント2:資産と負債の違いを知れ
2つ目のポイントは、『資産と負債の違いを知れ』ということです。
金持ち父さんがいう資産と負債の定義を知るだけでもこの本を読む価値はあります。
ただ、資産と負債の定義を知るっていうと、次のようにいう人がいます。
でも、なんだかんだ多くの方が分かっていないんですよ。
そこで質問です。
- あなたが仮に持ち家を持っていたとしたら、それは資産ですか負債ですか?
「いやいや、家を所有してるんだから資産だろ」と思われた方は不正解です。
実は持ち家というのは、金持ち父さん流に言えば完全なる負債です。
では、金持ち父さん流の資産と負債の定義とはどういうものかというと、資産とは「私たちのポケットにお金を入れてくれるモノ」のことです。
例えば、株の配当とか不動産の収入とか本を書いた時の印税などですね。
一方で負債っていうのは、「私たちのポケットからお金を取っていくモノ」です。
具体的には、借金はもちろんですがローンを組んだ持ち家、マイカーなども負債に含まれます。
とはいうものの、持ち家とか車が負債っていうのが、なかなかイメージできないという方に向けて、もう少し詳しく説明します。
- 車のローン
- 自動車税
- 保険
- 車検代
このように、車を持っているだけで年間50万円ぐらい私たちのポケットから勝手にお金を持って行きます。
- 家のローン
- 固定資産税
- 保険
- 修繕費
持ち家に関してもローンや固定資産税など、毎月私たちのポケットからお金を持っていきます。
「所有してるだけでお金がどんどん奪われていく」
これこそが負債です。
なので、まずは自分が持っているモノが資産なのか、負債なのかもう一度よく確認してみてください。
ポイント3:仕事とビジネスの違いを知れ
3つ目のポイントが、『仕事とビジネスの違いを知れ』ということです。
貧乏父さんは仕事をして収入を得ていますが、金持ち父さんはビジネスを持つことでお金を手に入れます。
仕事とビジネスというのは違うものです。
仕事とビジネスの違いを簡単に言うと、ビジネスは資産となるモノのことです。
具体的にいうと、その場にいなくてもお金が稼げるものということです。
なので、金持ち父さん流に言うと、私たちサラリーマンの業務というのは仕事ではありますが、ビジネスではないということになります。
本の中には次のような表現が出てきます。
銀行員は銀行で働いてるだけで銀行を経営してないのであれば、それはビジネスをしてるとは言えない
正直、サラリーマンしながら金持ち父さんが言うようなビジネスを持つというのは非常に難しいと思います。
ただ、挑戦する価値はあります。
なぜかと言うと、自分のビジネスを持つというのは、かなり大きな資産になるからです。
というのも、自分のビジネスはまさしく自分のポケットにお金を定期的に入れてくれることになります。
さらに、自分のビジネスを持つと税金対策として経費が使えるようになるのも有効です。
自分のビジネスさえ持てば経費による節税がサラリーマンでもできるようになります。
- 自分のビジネスを持つと、お金を定期的にもらえる
- サラリーマンでも節税対策になる
ポイント4:学ぶために働け
4つ目のポイントは、『学ぶために働け』ということです。
お金持ちになるためには、株や不動産、金融商品だけではなく、しっかりと自己投資が必要になります。
時間をかけて自分を成長させることこそ、最高の投資になるということです。
確かに、自分への投資というのは人生を豊かにするのに絶対必要ですよね。
自己投資として金持ち父さんがおすすめするのが、「学ぶことを目的に働く」ということです。
- 金持ちになりたいなら、必要な知識を学べる仕事を選ぶべし
ただ闇雲に教科書読んで学ぶよりも、明確な目的をもって仕事をしながら学ぶ方が学習効率は圧倒的に高くなります。
実際、著者のロバートキヨサキさんも経理を始め、皿洗い、工事現場、営業などを通して、「このスキルを身につけたい」という明確な目的をもってたくさんの仕事を経験されたそうです。
単にたくさんの経験をすればいいというわけではなく、あくまで自分が成長するための手段として、仕事を選ぶことが大切ということです。
そして、それはきっと「最高の自己投資になる」とこの本には書かれています。
まとめ:『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだ感想【お金の本質を学べるおすすめ本】
今回は世界的ベストセラーである、改訂版 金持ち父さん貧乏父さんを読んだ感想と、大事なポイントをご紹介しました。
まとめると、金持ち父さんのように成功するために大事なポイントは4つです。
- お金を働かせろ
- 資産と負債の違いを知れ
- 仕事とビジネスの違いを知れ
- 学ぶために働け
この4つのポイントは、時代が変わっても役に立つ本質的な内容だと思います。
今回は私が感じた大事なポイントをまとめましたが、この本では他にも学べることがまだまだたくさんあります。
他にも学べることに興味を持った方はぜひ読んでみてください。